人生100年といわれる近年、でもその反対に50代以降2人1がガンになるともいわれています。これは単純に考えると夫婦のどちらかがガンになり、どちらかがその看病をしなくてはならないということです。

仮に今、夫婦ふたりとも元気であったとしても、家族に迷惑をかけたくないと思っていても病気になってしまうと誰かの世話にならないといけない。

唯一、世話にならなくてもいい方法、それはあなたが元気でいることです。

元気でいるためには、あなたが毎日をどう過しているかがとても重要になります。

そんな50代以降の人生において健康で暮らすための指標となるのがアンチエイジング医学(抗加齢医学)です。

アンチエイジングと聞くと美容のことに思うかもしれませんが、老化にともなうマイナスを積極的に防ぐ行為の総称です。

このアンチエイジングの知識を正しく理解し実践することで、5年後、10年後もあなたは今まで同じように暮らすことができます。

今回、お伝えしたいのは「冬の過ごし方」についてです。

本格的に寒くなるこの時期、乾燥やインフルエンザが気になりますが、保湿や手洗いうがいといった対処療法だけで本当に大丈夫でしょうか?

今回は、そんな冬の過し方を日頃あまり聞かない東洋医学的観点もふまえてお伝えしてるのでぜひ最後まで読んでください。

それでは、はじめます。

そもそも冬に一番はたらく臓器が腎臓だということをご存知ですか?

東洋医学のなかに五臓六腑という考え方があり、中国の医学書には、冬は腎(じん)が弱くならないように注意をしないといけないと書かれています。

東洋医学でいう腎(じん)は、生命の源と位置づけされこの腎の弱り=老化だと考えています。

また、西洋医学的にも腎臓は大量に血液を消費する臓器であるということから、最初に老化してくる臓器だと医学博士の伊藤 裕先生は自著のなかで書いています。

だから冬に無理をしていると腎臓が弱り老化が加速します。だからこの腎が弱らないような過ごし方を実践すれば、免疫力がアップしてインフルエンザにもかかりにくくなり、老化を遅らせることができます。

そのポイントは次の3つです。

【腎を守って免疫力アップ3つのポイント】

①.早寝遅起きで睡眠時間をたっぷりとる 

東洋医学的には午前0時から2時までの時間は子時(しじ)といって腎にとって大切な時間とされています。腎はこの時間帯静かに過すことで養われるので夜更かしは禁物です。

②.腰やおしり、おなかが冷えないようにする

冷えから体を守るために大きな血管のあるところや首や手首、足首まわりを保護する他、朝から味噌汁やスープを食べて体のなかから温めましょう。体を冷やす食べ物は避けましょう。

③.運動しても汗はかき過ぎない

汗をかくと体のエネルギーが消費されます。そしてかいた汗で体を冷やすことになります。体力のある若い頃と違って50歳を過ぎてくると冬の寒い時期汗をかくのは出来るだけ避けましょう。マラソンブームですが冬のマラソンは要注意です。頑張り過ぎないようにしましょう。

 

(参考)

「素問四氣調神大論」石田秀美 監訳(東洋学術出版)

「臓器の時間」伊藤 裕 著(祥伝者新書)