先日、美容鍼を受けている患者さんと話しをしていたときのこと、「先生(ほうれい線)って何で(ほうれい線)って言うんですか?」と質問されました。今までそんなことを気にもしたことがなかったのですぐには答えられずいい機会だと思い調べてみることにしました。

ほうれい線の原因や対処方法をお伝えする前に、下のチェックにいくつ当てはまりますか? まずは試しにやってみてください!

【ほうれい線ができやすい15のチェックポイント】

  1. 丸顔
  2. 頬がやわらかい
  3. 痩せたり太ったりをくり返している
  4. 洗顔後に肌がつっぱる
  5. 紫外線によくあたっていた
  6. 背中が丸く猫背きみ
  7. 首や肩がよく凝る
  8. 口が半開きになることが多い
  9. 頭皮が硬い
  10. 左右どちらかでよく噛む癖がある
  11. スマホをよくする
  12. PC作業が多い
  13. 喫煙の習慣がある
  14. 目が疲れやすい
  15. 顔についた枕やシーツのあとがなかなか消えない

いかがだったしょうか?当てはまる数が多い方がほうれい線が出来てしまう可能性が高くなりますが、当てはまる数が少なくても油断は禁物です。それでは早速、なぜ、ほうれい線ができてしまうのか?どうやったらほうれい線が改善できるのか?そんなことについてあなたにお伝えしてきましょう。準備はいいですか?

そもそも、「ほうれい線」とは、医学用語でいうと「鼻唇溝」(びしんこう)といって小鼻から口角に向かったできる八の字のしわのことで、一般的には30代を過ぎた頃から気になり始め年齢とともに次第に深くなってきます。ちなみにこの「ほうれい線」。古代中国の医師たちが骨盤が歪んで真っすぐに歩けない人は、顔のシワの左右の太さが違うなど顔を見て体の異常診断していたそうで、まっすぐに歩けない人=道から外れる人=法令を守れない人というという意味で「法令(ほうれい)線」と呼ばれるようになったそうです。何かと嫌なイメージのほうれい線ですが、中国の面相学では「豊齢(ほうれい)線」と書いて豊かに歳を重ねることで目立ってくる線」という意味を持つため、人相学的には吉とされています。

そうは言ってもあるとやっぱり老けて見えるのも事実です。

 

では、そんな嫌な「ほうれい線」がなぜできるのでしょうか?老化や乾燥やコラーゲンなど色々調べていくとなんだかたくさん書かれていたので「ほうれい線」の原因とその対処法について少しまとめてみました。

【ほうれい線ができる3つの原因】

皮膚の構造は、その表面から表皮、真皮層、筋肉層、骨となっていてそのそれぞれにほうれい線をつくる原因があり、その原因がどこにあるかによって対処法や改善のしやすさが違います。

1.皮膚(表皮、真皮層)が原因するもの
乾燥水分量の低下

肌に含まれる水分の量が低下してくるとその弾力が損なわれてきます。

紫外線による酸化

紫外線を浴び続けることで真皮層の細胞が酸化(サビ)することで皮膚の弾力が損なわれます。

2.筋肉(表情筋の衰え、姿勢不良)が原因するもの
表情筋の衰え

衰えと聞くともう元に戻らないというイメージがありますが、この場合は筋肉の硬さのことを言っています。筋肉は程よく弾力のある状態が一番いいのですが、使い過ぎやその反対に使わなさ過ぎても硬くなって肌の弾力が損なわれてきます。

姿勢不良

姿勢不良と聞くと骨が原因となっておこるものだと思っている方がほとんどですが、抗重力筋もしくはインナーマッスルと言われる骨を支えている筋肉が硬くなって正しい姿勢で立つことが出来なくなるからで、バランスの悪く歪んだ体は顔にも影響し、古代中国の医師たちがほうれい線から骨盤の歪みを診断したように、体の左右の崩れはそのまま顔にも現れます。また、最近ではスマホ顔と呼ばれる現象があるように下を向く姿勢が多かったり、猫背になると首や口元がたるんできやすいようです。

 

3.骨(骨粗鬆症)

皮膚があってその下に脂肪と筋肉、そして一番土台になるのが骨です。最近の研究報告によると骨粗鬆などで顎の骨が痩せてくるとフェイスラインがたるんできて二重アゴの原因にもなるということが発表されました。また、目や頬の周りの骨が細くなってくることで頬や目元のたるみにつながってきます。

以上が原因のまとめで1が改善しやすくい2、3になるにつれて改善がしにくくなります。

 

【自宅できる簡単な対処法】

朝晩のスキンケアはかかさずに・・・

肌が乾燥してほうれい線があるあなたは、保湿が重要と思っていませんか?でも、その前に大事なのが洗顔です。特に朝の肌には夜、寝ている間に溜まった古くなった角質層が50層近く溜まっていることもあるので朝でもクレンジングをすることをおススメします。クレンジング→洗顔→潤い→保護の順番通り行なうのが基本です。そしてUVケアもしっかりしてお出かけしてください。そして、夜はクリームをつけて眠ることがおススメです。また乾燥がひどい人はヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容液を1滴塗るとさらによくなります。乾燥の度合いが酷い場合はローションマスクを毎日使用するのも良い方法です。

 

良質な睡眠をとる

寝ている間に肌は回復するといわれ、少し前までは成長ホルモンが分泌する時間帯に眠ることが重要といわれていましたが、最近の研究報告では時間帯よりも睡眠の“質”が重要だということが言われています。だから、何時から何時に寝ないといけないとか何時間寝ていたとかではなく、睡眠そのものが副交感神経優位でリラックスできるように寝室の環境から整えるのもいいでしょう。

 

肌の弾力低下予防に役立つ食べ物

スキンケアを考えたときに新しい肌を作るには材料が必要です。そんな肌を素早く再生させるためには、バランスのとれた食事はかかせません。なかでも意識して摂ってもらいたのが、納豆や豆腐、きな粉などに含まれる大豆イソフラボンです。

女性ホルモンである「エストロゲンに似た働きをするため、女性の体のホルモンバランスを保ったり、肌のツヤやハリを高めてくれる効果が期待でき、大豆そのものより加工された食品の方が吸収されやすいといわれています。よくコラーゲンたっぷりの××などといわれる食材がありますが、そんな食材を直接食べるよりもコラーゲンを作り出す原料となるアミノ酸を摂るのがおすすめです。アミノ酸自体は、種類が多く期待できる効果も豊富でその中でも肌のサポートとして注目したいのが、アスパラギン酸でアスパラガスや大豆もやしに多く含まれています。さらに、コラーゲンの生成に必要となるのがプロリンというアミノ酸で、これは豚肉や動物性のゼラチン質、小麦タンパクなどに多く含まれています。最後に抗酸化物質の代表ポリフェノールです。緑茶、そば、タマネギ、赤ワイン他、多くの食品に含まれていて血流がよくなり必要な栄養素が細胞全体にいきわたるので老化予防に役立つと考えられています。

 

自分でできるマッサージ

こちらの動画をご覧下さい(引用)

 

いろんな対処法がありますが、一番大事なことは原因にあった対処法をしないと効果がでないということです。例えば筋肉の硬さが原因なのにコラーゲンやプラセンタの入った美容液でスキンケアをしているとか、皮膚が原因なのか、筋肉が原因なのか、骨が原因なのかあなたのほうれい線の原因が何なのかが分からないまま闇雲にやっても効果はでないのでご注意ください。もし、自分のほうれい線の原因が何なのかよくわからない。もしくは高い化粧品やサプリメント、マッサージなど色々試したけど今イチ効果を感じられないという方は、いつでも相談に来て下さい。専門家である私があなたのほうれい線の本質的な原因を見極めてあなたにピッタリな対処法をお教えします。